椿鬼奴のエモいアニソンに大興奮!『赤羽で呑んで話そうVol.25』レポート!
2019年5月30日、MUSIC&BAR Enabで、元コンマニセンチ堀内が主催する『赤羽で呑んで話そうVol.25』が開催された。今回は、グランジ大と椿鬼奴夫妻がゲスト。
2人が登場するのは約1年ぶり。3人は同年代の芸人仲間というのもあって、ファミリー感が漂う…そんな中、鬼奴の「今日は、飲んで、歌って、騒ぎましょう!」という乾杯の挨拶でライブスタート!
この日も、いつものように演者と観客が、各々のペースで飲んで話して楽しみ、観客のざわめきにかき消される演者の声…。
また、この日のチケットは完売。観客のほとんどが仲良しグループで訪れていたようで、会場のアチコチで普通に会話を楽しんでいる姿が見られた。
舞台上の3人はというと…
鬼奴の仕事の愚痴からはじまって、堀内の恋愛事情に発展していき、こちらも自由!もしもの話という前提を置きながら、鬼奴が堀内に「結婚相手は女芸人がいいよ!」と熱弁すると、大もそれに賛同。夫婦そろって、次から次へと女芸人のいい所をプレゼンするが、「いやだよ!だって、俺とその女芸人が一緒に歩いてたら、絶対みんな笑うもん!」と、堀内は断固拒否していた。
また、「夫婦で営業行ける」などの夫婦芸人のメリットを堀内に語ったり、若手女芸人の恋愛事情をつい口走ったりしてしまうシーンも!絶対にオフレコだろうなと思う芸人たちの裏情報が見え隠れして、ドキドキハラハラ…!
区切りのいいところで、赤羽の名店を紹介するコーナーへ。若い女性も好きそうなおしゃれなスペインバルの「赤羽スペインバルCirco(シルコ)」をプレゼンした。
女性に人気のメニューを挙げる堀内に、大が「うちの奥さんね、パエリアが大好きなのよ」と相槌を入れると、「そんなこと言ったことあるっけ?」とツッコむ鬼奴。「そもそも海鮮があまり得意じゃない」と、ツッコみを重ねて会場を笑わせた。
「スペイン生ハム」「ジャンボマッシュルームのステーキ」「パエリア」など、美味しくないハズがないメニューばかりが紹介され、客席からは「うわー!」「食べたい!」という声が飛んだ。
堀内の1ヶ月間の出来事を報告するコーナーでは、GW中に開催された『赤羽馬鹿祭り』の様子を紹介した。2日目のパレードの司会を務めた堀内は、「マクドナルドの前のブースにずーっと一人でいました」と、報告。
そんな寂しい堀内とは反対に、馬鹿祭りをめちゃくちゃ楽しんでいた人がいたと紹介されたのが、公園で酔拳のようなパフォーマンスを披露していた一般男性と堀内と同期の芸人にしてミックスバー・バリオスの店長でもあるアンナの2人。
祭り1日目から、すでに酔っていたアンナ。堀内と祭りに来ていた大は、「(写真ではわからないけど)酒飲みすぎて、メイクのノリ悪すぎて、魚のウロコみたいにガサガサだった」とポロリ。
その後解散して堀内は自宅に戻り、2日目の朝に祭り会場に向かった時にも、アンナと駅前で会ったそう。その時の写真がコチラ。
観客は、アンナの赤羽市民らしさに爆笑!
「前日と同じ服だし、目も座っててヤバかった!」と堀内が言うと、タイミングよく「アンナで~す!」とアンナが登場して、また会場は爆笑!
休憩をはさみ、ライブの後半では、観客のアンケート回答を見ながら全員でトークするコーナーへ。今回のお題は「好きなおかず」。
6月9日に行う『赤羽の人とコントするライブ』で主演を務めるスナックの名物ママをはじめとする賑やかなお客さんたちから、次から次へと好きなおかず・嫌いなおかずが発表された。
誰もが納得するおかずからひと癖あるおかずまで色々なおかずが登場し、芸人たちがそれにまつわる思い出や豆知識を披露。観客からのボケ回答もきちんと回収して、和気あいあいとした雰囲気で進んだ。
最後に、昨年、歌手としてソロデビューした鬼奴が自身のデビューアルバム『IVKI(イブキ)』を紹介した。藤井隆主宰の音楽レーベルより発売されたもので、ジャケットは篠山紀信が担当したとのこと。客席から驚きの声が上がると、「篠山紀信さんだから、脱がされるかと思ってたのに、一言もそういったオファーがなかった」と嘆いて、観客を笑わせた。
数々のアーティストやアイドルに楽曲提供しつつ、自身もシンガーソングライターとして活躍する堂島孝平プロデュースの下、作詞にはPUFFYの大貫亜美らが参加している。
一芸人のデビュー曲とは思えないような、万全の布陣で作られたのは、仮想アニメ「超空のギンガイアン」の劇中歌。実在しないアニメだけど、第1期・第2期と劇場版の歌まであると説明して(観客をどよめかせて)から、「運命のリビルド」を歌った。
メロウなはじまりで、どこか懐かしささえもある情緒的な曲は、命を懸けて戦う宇宙戦闘モノアニメの雰囲気もあり、一瞬にして観客の心をつかんだ。
鬼奴のかすれた歌声は、未熟さと懸命さを持ち合わせたエモさがあり、テンポアップしたキャッチーなサビと見事にマッチ!会場は、この日一番の盛り上がりを見せた!
歌い終わると、客席からアンコールの声が上がり、リクエストに応えてBon Joviの「You Give Love A Bad Name」を歌うことに。急遽、飛び入り参加した小さな観客と共に、高らかに歌い上げた。
毎月開催している『赤羽で呑んで話そう』では、堀内の親しい人をゲストに呼び、テレビでは聞けないディープな話が楽しめる。ちょっとでも気になった人は、MUSIC&BAR Enabに足を運んでみよう!
(文・写真/安倍川モチ子)
0コメント